昔テレビで赤い筋肉は遅筋で白い筋肉は速筋
遅筋は遅いけど持久力があって、長距離型
速筋は速いけど持久力がない、短距離型
ってのがやってて、短距離は得意だけど持久走が全くだめだった自分は、白筋型だなーっての思い出しました。
神経内科的には
遅筋=赤筋=Type 1筋繊維
速筋=白筋=TypeⅡa or TypeⅡb or TypeⅡc
となる。
染色での見分け方とか試験に出たりするみたい。。。
ATPase染色が一番染め分けが良好で、
前処理のpHで染まり方が異なる。
pH 9.4 だとⅠが淡くⅡが濃く染まる
pH 4.6だとⅠが濃くⅡがⅡa~Ⅱcにかけて淡~濃にかわる
pH 4.2だとⅠが濃くⅡa,bが淡くⅡcが濃く染まる
覚え方は、アルカリでⅠ淡い 酸性でその逆だけど、4.6は中間(Ⅱbが中間となる)、4.2はアワアワ
んー、微妙。
神経内科ハンドブックより転用
2022/2/10更新
こうしたら覚えやすいんじゃない!?
基本的に筋繊維type1 と type 2(A) は反対になる。
PAS, Phosphorylase, そしてATP アルカリ は 1が薄くて 2が濃ゆい。
ATP 酸性 と NADH-TR は 1が濃くて 2が薄い。
NADH TRで1が濃ゆくなるのは、遅筋のほうがミトコンドリアいっぱい使うからだよね
マラソン(長距離走)は有酸素運動って言うくらいだから、いっぱい呼吸して、電子伝達系回して、効率の良いエネルギー代謝をする。だから遅筋にはミトコンドリアがいっぱい働いていて、好気呼吸(クエン酸回路=TCD回路)を行っている。NADHはクエン酸回路の代謝酵素だから、type 1に筋繊維に発現している。
逆に白筋は短距離走で使う筋肉。瞬発的な力が求められているから、嫌気性代謝と筋肉内のグリコーゲン顆粒をいっぱい使って効率は悪いけど、すぐに使えるエネルギーを生み出す。PAS染色はグリコーゲンを染める染色だから、PAS染色でtype 2繊維がよく染まる。また、phosphorylase染色は、phosphorylase(厳密にはグリコーゲンphosphorylase)を染める染色で、グリコーゲンの解糖をしているtype2でやっぱりよく染まる。
こう覚えると、type 1と type 2(2A, 2B) ぐらいは分けれるね。