非心原性脳梗塞に対する抗血小板療法

PRASTRO-3

  脳梗塞患者を対象の国内試験 脳疾患系イベントの発現率がプラスグレル投与群でクロピドグレル投与群に比較して低かった(文献まだ)

CSPS試験、CSPS2試験でシロスタゾールの脳卒中再発抑制効果と安全性はアスピリンよりも優れていた

 J Stroke Cerebrovasc Dis 18:482-490,2009

 Lancet Neurol 9:959-968, 2010

脳卒中ガイドライン2015

 発症早期の非心原性脳梗塞、一過性脳虚血発作

 アスピリン+クロピドグレルの2剤併用を推奨。長期は行わない様に。

CATHARSIS試験

 アスピリン単剤 VS アスピリン+シロスタゾール

 全虚血イベント、脳卒中、脳梗塞の発症率が低い傾向 ただしn=200程度

 Cerebrovasc Dis Extra 5:1-13,2015

CSPS.com試験

 非心原性脳梗塞で、「頸部または頭蓋内の主幹動脈に50%以上の狭窄を認めるか、2つ以上の動脈硬化危険因子を有する」患者。

 シロスタゾール併用群が端材軍にたいして脳梗塞再発が少なかった 29(2.2%/年) vs 64(4.5%/年)。安全性は両軍で有意差なし。サブグループ解析では、547例の頭蓋内動脈狭窄例でも、併用群で再発予防効果が優れていた。

 Lamcet Neurol 18:539-548,2019

シロスタゾールをアスピリンと併用することで、頭蓋内動脈狭窄の狭窄率が軽減した

 Stroke 36:782-786,2005

脳卒中ガイドライン2015, 高血圧治療ガイドライン 2019

血圧は 130/80 mmHg未満を目標に。

両側頸動脈狭窄や頭蓋内動脈閉塞症例では140/90 mmHg未満を目標に。

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