ワルファリンの調整とヘパリンの調整方法 up to date

up to dateより転載

ワルファリン

ワルファリン調整方法

https://www.uptodate.com/contents/image?imageKey=HEME%2F71791

 まず最初に 5 mg をドカンと飲ませて3日目~6日目に毎日採血して、INRの値でアクティブに減らしたり増やしたりする様。Frailや栄養失調、高齢者、肝機能障害患者では2.5 mgと減らすそうです。以前勤めていた病院では、70歳未満は4 mg/日スタート、70歳以上は3 mg/日スタートで、2-3日に1回採血でした。up to dateの方がINR調整できるのは早そうだけどなんか怖いですよね。まぁでも記載されているからこれでやっても問題ないっちゃ問題ないのかな。ただし、日本人は欧米人などに比べて出血し易いらしいので、その点も注意が必要でしょう・・・。

ヘパリン

ヘパリンの調整方法

https://www.uptodate.com/contents/image?imageKey=HEME%2F122945

まず最初に80単位/kg を投与(ex 60 kgの患者 → 4800 単位 bolus)し、18単位/kg/hrで持続投与(ex 60 kg の患者 → 1080単位/h = 25920単位/日, 上限 2000単位/h = 48000単位/日)。6時間ごとに血液検査を行い、抗Xa活性、またはaPTTを測定してその値によって調整する。

 とのこと。。。だいぶガンガンに入れている感じですね。これまでの病院では、5000~10000単位/日で開始して、4時間後、または翌日採血して、APTTを前値の1.5~2倍に調整していました。そもそもこれ目標APTTを70-110秒にしている時点でかなり効かせていますよね。これって低分子ヘパリンの話なんでしょうか?未分化ヘパリンとの違いもありそう。うーん、、、これは日本でそのまま通用させるのは難しいんではないでしょうか^^;

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