静注血栓溶解(rt-PA)療法 適正治療指針 第三版
が3/27に発表されましたね。
リンク:脳卒中学会ホームページ
ガイドライン・各種指針・手引き・推奨 下記リンク参照
http://www.jsts.gr.jp/main19.html
主な追加内容は
①WAKE UP studyの発表をもとに、発症時間不明脳梗塞への適応が明記されたこと
7. 発症時刻が不明な時でも、頭部 MRI 拡散強調画像の虚血性変化が FLAIR 画像で明瞭でない場合 には発症 4.5 時間以内の可能性が高い。このような症例に静注血栓溶解療法を行うことを、考慮し ても良い【C1,中】
②ダビガトラン内服患者におけるイダルシズマブで拮抗後にt-PA投与を行うことへの明記
14. ダビガトラン服用患者においては、 抗凝固マーカーの値や最終服用後経過時間によって適応外と みなされた場合も、イダルシズマブを用いて後に静注血栓溶解療法を行うことを、考慮しても良い 【C1,低】。
禁忌項目において3ヶ月後の脳梗塞→1ヶ月以内の脳梗塞
見落としていましたが、禁忌項目の脳梗塞が3ヶ月から1ヶ月に緩和されていました。
特にDWI-FLAIRミスマッチの点はとても大きな変化だと思います。
rt-PA投与への適応が拡大したことで,これまでt-PA対応ではないと考えられた症例に関しても、t-PAモードで対応しないといけません。
脳神経内科・脳神経外科だけでなく,救急診療体制から変えていかないといけません。病院での対応決め,施設の体制づくりなど,早急に対応が必要だと思います。
ますますアツくなってきた!!!