アルフレッサファーマ株式会社が発売したミダゾラム
これまで使用されていたミダゾラム製剤(ドルミカム、ミダゾラム)は麻酔時や人工呼吸管理時、外科処置の鎮静などにしか適応がなかった。そこでアルフレッサファーマによるミダフレッサが2014年9月に15歳未満の小児患者に対しててんかん重積状態を効能効果として承認された。その後2021年9月に成人に対しても承認された。
ミダゾラムはプロポフォールなどその他の鎮静剤に比較して、循環動態への影響が少ないとされる。
ミダフレッサはこれまでのミダゾラム製剤と異なり、最初から0.1%製剤のため、希釈しないで使用する。今まではミダゾラム 10mg/2ml 1Aを生食 8mlに溶解して10mg/10ml = 1mg/mlとして使用してたが、ミダフレッサは最初から1mg/ml製剤。
ボーラス投与だけでなく持続投与も使用可能。
成人を対象とした国内第Ⅲ相試験では、てんかん重積に対するボーラスでの発作消失率は100%(n=21). ボーラス投与量は0.15 mg/kg = 60kg成人で 9ml !!(多いな・・・)、慎重投与は0.1 mg/kg